CIFTのクリエイティブ投資 > CIFT事務局
前回も書いた通り、企業価値との比較を徹底的に行い完全なシステムではないがシステム的に短期売買を行っている。
今回はその売買の対象銘柄について。
□キヤノン
会計政策と為替で売られたが実態は何も変わっていないので、明らかに割安感。
□東邦チタニウム
チタンの需要拡大は明らか。特に軽量化による合理化を図る航空産業で顕著。その他の産業、例えば工作機械系でもすり合わせによる取り入れがあると予想。
□品川白煉瓦
アジア新興国がまだ持っていない連続鋳造技術はかなりの強み。新興国の鉄鋼企業がこの技術を自社開発するか提携による利用をするかと考えたときに現段階では後者を選ぶほうが合理的。
□オイレス工業
日系自動車メーカーの拡大に合わせて新興国での需要が拡大するという構図。
□三洋電機
現段階で考えるべきことは倒産するか否か。論証は省略するが私達はしないと考える。もし倒産しないならば株価は底値圏にある。ゴーイングコンサーンでこの株価なら明らかに割安。
□ファナック
言わずと知れたCNCのパイオニア。国内シェアだんとつ一位はだてじゃない。中国や新興国でシェアを奪えるかがやや不安要素。
□ユナイテッドアローズ
現在のアパレル業界の売れ行き不調を織り込み、近視的な売りが続く。月次報告でもそのことがわかるが株価にはほとんど影響しなかったことでも底値圏。秋の苦戦は市場には既に織り込み済み。しかしブランド衣料品という高収益商品を扱うUAは持続的な競争力のある企業であり、今後も事業は拡大していく予想。調整期待。
※付け足し
三洋電機は9/20~10/5には保有してましたが手違いで売却してしまいました。また買います。
日本伸銅
(数字の単位は百万円)
売上高:26,237 営業利益:595
時価総額:5,376
同業種他の企業、たとえば三菱伸銅(時価総額:23,512 売上高:69,513)
と比べて会社規模の割に業績が良い。
BS:流動比率320%。
250円以上で安定している。RSIを見ると、現時点44%。
過去より、250円以下になってくるとRSIの数値は30%以下に。これは・・・安値か…?
事業リスクとして、中国などの途上国の需要増で
銅の値段が歴史的な高値になっている。これ以上値上がりすると大幅収益減。
値上がりも落ち着き、これ以上値上がりしないものとしてこの銘柄を選択。
三井化学
ベンチマークその2です
ランド
BS:流動比率が不動産業の中では非常に良い。
四月決算→148%,第一四半期→156%
また、今年の決算、第一四半期で経常利益の約60%が純利益につながっている
前期と数字自体は変わらないが、今期では特別利益が入っていないため純粋な収益力増加。
PL:営業利益→3,235百万(決算) 6,473百万(1Q)
今期の売上、利益が多いのは前期販売不動産の売上が今期に計上されたため。
営業利益率が高い→13.5%
PER→11.5 ROE→19.0 となかなか魅力的
割高か割安か・・・
売上:第一四半期ですでに通期見通しを超えている。
中期決算前に上方修正を発表すると勝手に予想。
上方修正をしない懸念は、去年新規参入したシニア事業立ち上げ時の赤字を2Qに計上します。
この会社は慎重な数字を出してくるので、上方修正しない可能性ももちろんある。
過去のニュース発表時期と値動きを考えて、
下げても20万台には戻す成長力、収益性のある企業。安定な銘柄と判断します。
東邦亜鉛
BS:流動比率→(過去2年 116%→126%)と普通。
PL:売上高127,876 営業利益19,463(利益率15.2%)
売上高の前期比が+68%。電子部品産業など本業が好調だったため、高い収益に。
PER→16.2 ROE→23.9%とよい数値。
電子機器関連は近隣アジア諸国向けに販売が好調に伸びていっているため、
輸出も安定した収益になる。
日本の経済が円安、日経平均続伸の傾向にある中、
日経平均採用銘柄を取り入れることでポートフォリオのベンチマーク的な役割を期待
ポートフォリオ作成しました。
どっちも製造系で、液晶・半導体関連になっちゃいました。
地味です。
暗いです。
でも未来は明るい(はずです)。
1、岡本工作機械製作所 (東証2部:6125)
△BS、PLに比べて割安
BS・・・流動比率が(過去三年118%→147%→133%)と安定。
固定負債が小さい
PL・・・営業利益:5214百万円
売上高営業利益率が高い。(過去三年14.51%→12.54%→14.31.%)
業界平均【機械】(過去三年7.13%→8.08%→8.82%)
ちなみに業界平均のデータは東証の統計情報で取得できます。
株トリビア:東証の決算短信集計で、平成18年度まではなかったけれど、平成19年度からは「売上高営業利益率」の項目が加わっています。
株式会社の平均利回りは非常に高くても10、実際には5-6%程度だと言われます。
今の時価総額で利回りが10%だと2568百万円しか生み出せない・・・
しかし実際は5214百万円生み出しています。
つまり、
時価総額(25680百万円)*0.10=2568百万円
事業価値*0.10=5214百万円
時価総額<事業価値
これに固定負債を考慮したとしても、まだ時価総額は安いですね。(上で書いたように固定負債は小さい)
また、この会社は投資を行っているので、多少足されるわけです。
時価総額<事業価値-負債+投資
まさに、割安ですね。
△MSCBや増資を行っていない。
(ただし、今後は不明)
△液晶・半導体製造装置を主力としており、継続性あり
△技術移転されにくい
2、トーカロ (東証1部:3433)
△PLが非常に良い
BS,PLを見て驚く。
非常に良い。
ただし、このBS、PLは過去のものであり、来期はこれより悪くなると言う予想が出ている。
そう考えると割安かどうかは微妙。
ただ、高い営業利益率は依然魅力。
過去三年(25.0%→25.7%→26.4%)
業界平均過去三年(4.07%→3.72%→3.84%)
また、ROE27% PER12も魅力的。
△三年前に増資を行っているが、上場直後だった
その後は行っていない
△液晶、半導体部品向けの溶射加工が主体
溶射加工で最大手
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%B6%E5%B0%84
今後も継続する可能性が高い。
△特殊な技術であり、技術移転しにくい
1、2ともに半年~1年のスパンを想定。
1に1000万円
2に100万円
改めてみると、分析細かいわりに、いい加減っていうパターンですね・・・
次回はもうちょっとわかりやすいように努力します。
概要:日本の株式市場に上場している全企業を対象に投資を行う。基本的には、企業価値と市場価値とのギャップを突き、利益を享受するスタンス。また、単なる利益追求ではなく、投資の背景にある哲学を非常に重視する。サイコロをころがして決めた銘柄で利益を出したとしても、そこには普遍性がなく、将来性がない。いわば材料の分量などのレシピをつくらずにラーメンのダシをつくる修行をしているようなもの。私たちはダシだけでなく、そのレシピが欲しい。時間が許せば、投資候補先へ訪問を行い、随時アップしていく予定。
投資理念:企業として魅力ある企業への投資(上位概念)
(下位概念)
▽BS,PLからみて割安な企業(業界平均等々から判断)
▽株主への誠実な対応を行う企業(MSCBなど増資の乱発をしていないか)
▽事業が将来にわたって継続する可能性が高い企業
▽実体のある物をつくっている企業(情報主体の企業はすぐにパクられるのでアウト)
上位概念に関しては不変だと思いますが、
今後の投資を通じて、具体的な項目は追加、変更、削除していくつもりです。
これはおかしいのではと思う人はコメントにてご指導ください。
今回の投資もこの理念のもとに銘柄を選定してみました。
次の記事で推奨銘柄を掲載します。